弊社ブログをご覧いただきありがとうございます。

今回のブログでは弊社で開催している中期経営計画作成セミナー『将軍の日』についてご紹介させていだだきます。

3月に初めてこの『将軍の日』にご参加いただいた経営者の方がいらっしゃいました。このブログ内ではA社長とお呼びします。

冒頭、経営計画作成について、また、どのような成果を求めて参加されたのかを伺いました。

A社長は、

  • 計画は机上の空論であまり好きではないし、余計な費用がかかるから今まで敬遠してきた。
  • しかし、大掛かりな設備投資を計画していて、その投資が成功するためにどのくらい会社を良くしていけばよいかの目安が欲しい。

このようなお話をされていました。①について、もしかしたら多くの経営者がお持ちの印象かもしれません。これを聞いて、私の心はメラメラと燃え上がりました。絶対に期待以上の成果を持って帰ってもらうというモチベーションです。

そして②。大掛かりな設備投資ではなくとも、経営者の方は普段から「あれをすれば、もっと会社がよくなるのではないか?」ということはたくさん考えていらっしゃると思います。でも、それを実行すると結果的にどうなるかの検証が、中小企業ではできないことが多いと感じています。

そして、このA社長はセミナーが終了し、経営計画ができあがった後の感想がこちらです。

①自分の甘さを痛感した。先代社長が仕入れ率の1%までこだわっていたことが初めてわかった。

②成し遂げたい未来の目標に向かって、モチベーションが上がった。

③いろいろと投資計画が進んだら、もう一度相談したい。

この様なご感想を述べられました。

セミナーのアンケートでは、セミナー内容は今後の経営に役立つものだ、と評価していただきました。私もとても嬉しくなりました。

A社長は普段から地域の経営者団体に属していて、様々な経営者の方のお話を熱心に聞き、自身の経営に役立てようと情報収集をしています。そういった生の経営者の声を聞いていたので、我々のようなコンサルタントや士業の方のアドバイスは、どこか的を得ないものと考えていたようです。

ここで感じたのですが、我々コンサルタントは普段から仕事として常に経営者の方から、たくさんのご相談いただいております。もしかしたら、経営者団体ではお話できないような財布の中身も含めたことから、経営に対するアドバイスをしています。

つまり、生業として経営者の方からたくさんのお話をいただき、たくさんの事例が頭の中にある状態なのです。

それらの事例の引き出しから、その時のお悩みに沿った事例を引き出し、お客様にご提示できるのです。

あらためて、これはとても価値のあるものなのだな、と過去に触れ合った経営者の方々に感謝しております。

さてA社長のお話に戻ります。

計画を作成していて、とあることがわかりました。

・設備投資しただけでは、多少の広告宣伝にはなるものの、それだけでは売上や収益が投資回収に見合ったものにはならない。

・取扱い商品群の追加が必要。

・そして、何よりそれを販売する営業力が量・質ともに不足している。

結果だけを見ると、そんなこと?となりそうですが、これも緻密に我々プロが作成をお手伝いする計画を体験して初めて気づくことなのです。

ここが本セミナー(経営計画作成)の最も大事なポイントです。

未来を正しく形にすると、逆算的に何をしなければならないのか(行動計画)がわかります。

そうするとその行動計画を成しえるためには、経営資源(ヒト・モノ・カネ)のどこを高めていく必要があるのかがわかります

つまり、成し得たい未来を実現するための次の一手が見えてくるのです。

これって、とても価値のあることだと私は信じています。

このようなことが、セミナーを通じて最も感じてほしい価値なのです。

経営計画は机上の空論、そのようなご意見はよくお聞きします。

しかし、本気で作った経営計画はそのようにはならないのです。経営計画を作る真の意味は、経営者が気づき、手の打ちどころが見えることなのです。

今回のブログは以上となります。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。